矯正のお話

みなさんは“きれいな歯並び”で何をイメージされますか?歯並びとは、文字通り、歯がどんな風に並んでいること。これは、見た目のことになります。では、“よい咬み合わせ”とは、上下の歯が咬み合っていること。これは、機能のことになります。そうです。大切なのは見た目+機能ということなのです。 「不正咬合」とは「不正咬合(ふせいこうごう)」とは、歯並びがよくないために正しく咬み合わせができない歯並びのこといいます。よく知られているのは、“出っ歯「上顎前突」”、“受け口「反対咬合」”や“八重歯「叢生」”など・・・・・・前歯はきれいに並んでいても、奥歯の咬み合わせがよくなかったり、あごが狭くて歯の生えるスペースがなく横から生えてくること、また、遺伝的なことも影響されることなど、いろいろのケースがあります。

生まれてからの環境が影響するケース

★あごの発育不全

小さいころからやわらかいものばかり食べていると、あごやその周りの筋肉が十分に発育せず、歯が生えそろうのにスペースが足りなくなる。
小さいころから噛みごたえのある物を食べる習慣を身につけましょう。

★乳歯の虫歯

乳歯のときの虫歯をそのまま放っておくと、永久歯が斜めに生えてきたり、ズレて生えてくることになるかも。

乳歯のうちからきちんと歯みがきの習慣をみにつけ、虫歯かな?と気付いたら早めに治療にかかりましょう。

★癖

例えば、いつも口をあけていたり、指しゃぶりをしている、頬杖をする、舌癖など生活上で長期にわたることで色々咬み合わせに影響する癖
出っ歯「上顎前突」・前歯が咬み合わない「開咬」・「交叉咬合」

普段から習慣になっている癖をなおせる環境づくりに心がけましょう。

不正咬合をそのまま放っておくと・・

☐ 歯磨きが行き届かず虫歯や歯周病になりやすい

☐ 顎関節に負担がかかり、顎関節病の一因に

☐ 物がしっかり噛めない為、顎の発達が遅れがち

☐ 顎のズレが背骨を歪め、姿勢が悪くなりやすい

☐ 歯磨きが行き届かず、歯や歯周病になりやすい

☐ 良く噛まないで飲み込む事で胃腸障害を起こしやすい

☐ ストレスが溜まりやすく、集中できない

☐ よく噛まずに飲み込む事が肥満の一因に

☐ 歯に対する事から消極的になりやすい

☐ 食いしばる事ができないので、運動能力を十分に発揮できない

 

※ 全てにあてはまりませんが、噛み合わせが悪いとこのような影響が起こる場合があります。